中国

国泰君安証券股フェン有限公司は3日までに、百視通新媒体股フェン有限公司が株式交換などの形で上海東方明珠(集団)股フェン有限公司を吸収合併する再編計画について詳細な草案を公表した。国有企業の傘下に分散した資源を統合し、国際的な影響力を備えた総合文化産業グループの形成を促進する狙いがある。再編後の上場企業は中国で最大の価値と規模の文化メディア企業となる見通しだ。

草案によれば、百視通は東方明珠を株式交換の形で吸収合併し、手続きの完了後は東方明珠の法人資格を取り消すと共に、全ての資産及び負債、権益、事業、従業員を引き継ぐ。また百視通は非公開株で東方明珠傘下の企業が出資する尚世影業の株式の100%、五岸伝播の株式の100%、文広互動の株式の68.0672%、東方希傑の株式の45.2118%をそれぞれ購入するほか、調達資金の一部で東方希傑の株式の38.9442%を購入する。併せて特定の対象に新株を発行して資金調達を行い、調達した資金を一部の資産購入及び再編後の上場企業の基幹事業の発展に用いる。なお調達する資金は100億元を超えず、かつ今回の再編計画の取引総額の25%を超えない範囲とする。

 

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図表は草案より抜粋

再編後の上場企業は文広集団の統一産業プラットフォーム及び資金プラットフォームを用いてニューメディア産業に従事する。具体的にはインターネット、電信網、ラジオ・テレビ網などを通じて、PC、タブレット、携帯電話、テレビなどの端末に対してニュース、ドラマ、総合芸術、スポーツ、ドキュメンタリーといったコンテンツを提供するほか、EC、ゲーム、デジタル広告、教育、健康、O2Oなどの総合サービスを提供する。

特に良質なコンテンツの研究開発と制作、版権販売を強化する方針で、国内外の優秀なコンテンツ制作会社と戦略的パートナーシップを積極的に締結する考えだ。またゲーム分野では、再編後の上場企業がマイクロソフト社のXboxとソニーのPlayStationという世界の二大据え置き型ゲーム機と全面的な協力体制を構築することから、総合文化産業グループとしての強みを生かし、強大なゲーム産業プラットフォームを新たに構築する。国内外の有名ゲーム会社と提携し、マルチチャンネル・マルチスクリーンに対応したゲームの自主開発能力を引き上げると共に、ゲームの管理運営や決済サービスの開発にも取り組む。さらに据え置き型ゲーム機に自社のメディアを組み込み、家庭におけるゲーム、インターネット、モバイルゲーム、インターネットテレビの融合に注力する方針で、アニメ、漫画、玩具など関連産業の発展も同時に進めるとしている。

なお再編後の上場企業は、2250万のIPTVユーザー、220万のインターネットテレビセットトップボックスユーザー、3500万のスマートテレビユーザー、3800万人のデジタル有料テレビユーザー、688万人のテレビショッピング会員などを抱えることになる。