ASEAN

専門家によると、ベトナム企業のクラウドサービス利用に対する意欲や関心は、アジア太平洋地域の平均レベルよりも高いという。この理由についてVMWareベトナムのHuynh Phuc Yem QuanCEO(最高経営責任者)は、ベトナム企業の多くは日々膨大な情報処理作業に追われているためと説明する。またオフィス以外の場所で個人のモバイルデバイスを利用して仕事をする従業員が多いことやインフラコストが5-7割削減できることも関心の高さにつながっており、シマンテック社のレイモンド·ゴー・システムエンジニアリングディレクターは「ベトナムでは投資回収のために古いシステムを使用し続ける必要がないため、クラウドの導入も非常に速い」と述べている。

ベトナム企業のクラウドコンピューティングの使用比率について、VMWare社は他の東南アジア諸国よりも高くなると予想しており、他の複数のインターナショナルITグループ企業もベトナムのクラウド市場は成長の可能性があるとの認識で一致している。

しかし多くの企業が情報セキュリティを理由にクラウドの利用を躊躇しているのも事実だ。この懸念に対してシマンテック社のゴー・ディレクターは、従来のIT環境とクラウド環境のセキュリティリスクは同等であると説明。VMwareベトナムのQuan CEOも「セキュリティに関する懸念は、クラウドの利用を妨げるほどの障壁ではない」と強調している。

VMWare社はこのたびアジア太平洋地域の10カ国で活躍する様々な分野のシニアビジネスエグゼクティブ2785人にアンケートを実施し、ベトナムからは265人が回答した。発表によれば、アンケートに回答した企業の80%はITの採用についてクラウドが最優先との見解を示しており、このうち67%はクラウドが事業活動に大きな影響を与えると信じている。